バンドブーム

 気づけばすっかりバレンタインデーも過ぎ、今年はなんと5個ももらってしまった。はっきり言って、記憶の中では生涯最高記録である。妻が作ったケーキみたいなもの(名前忘れた)も含めれば6個だ。この記録はしばらく破られることはないと思われる。
 効果的だったのは、2月15日にヤング100Vのライブがあったことだろう。多分、メンバー全員、バレンタインデーの次の日だなんて頭に全くなかったと思われる。くださった方、ありがとうございます。朝御飯として食べています(血糖値が高まって頭がすぐに働く気がする)。


 ここ2週間くらい、バンドブームなのである。ライブが楽しいのはずっとそうなのだが、ライブの数を増やしたいと思っていることが、自分としては珍しい傾向。
 まともに働き出してから(職種はあまりまともじゃないが)、ライブのスケジュールを切ることが、なかなか難しかった時期もあり、ライブに対するモチベーションって、学生の頃よりは高くなかった。
 しかし、この2週間は、ライブの数を増やすことばかり考えている。一生に一度くらい、365日中、150日くらいライブをやってもいいのではないか、というくらい高まっている。もちろん、来週にはそんな気持ちも無くなっている可能性はあるけれど。


 バンドというものは、当たり前のことなのだが、メンバーそれぞれが同じモチベーションを持っていないと、前に進んでいかない。そして、大人になってからは、それが非常に難しいことだと感じる。
 でも、大人と言ってもまだまだ30歳そこそこだ。まだまだ何でもできるような気がするんだな。


 とりあえず、新しいベースと家庭用ベースアンプ買おうかな……。教則本だけはもう買った。

再挑戦 MacBookAir 11インチ用ノングレアフィルム

 2コ前の記事で書いた、マイクロソリューション クリスタルビュー1HGAGに再挑戦。ここまでやる気を取り戻すのに、1週間かかったね。


 前回の反省を踏まえて、気をつけた点は3つ。


1.すべての作業をお風呂場で行う
 どんなに時間がかかろうとも、いつもいる部屋とお風呂場じゃ、埃の量が違いすぎる。寒さにくじけても、温かい部屋に戻っては駄目だ。埃地獄が襲ってくるゾ。


2,画面についている埃取り用の粘着テープをしっかりと準備する
 養生テープを重ねあわせて、ディスプレイサイズにしておく。これによって、1回で埃取りが終わる。ちっちゃいテープでちまちまやってると、埃を取っている間に、また新たな埃が発見されるという無限地獄に落ちるゾ。


3.細かいことは気にしない
 1つや2つの気泡は無視することにした。黒画面だと目立っても、日常的に使っている分には全然気にならないことが分かった。現状、ディスプレイの右上の時計部分と、右側真中くらいに直径1ミリくらいの気泡があるけれど、別に気になんない。気になんないと思い込むことが、人間の素晴らしい能力である。
 気にしだすと、終わんなくてキー!ってなってフィルムをクシャクシャにして自己嫌悪地獄に陥るゾ(無理矢理)。


 あと、当たり前かもしれないけど、上辺から下辺に向けて貼ろう。そうすることによって、貼っている途中の埃侵入を、多少は防げる。
 左辺から右辺への貼付けは、まっすぐ貼るのが意外と難しいし、上辺→下辺と比べて、特にメリットがあるわけではない。

1.29 SMASH12 新宿FACE 観戦記(昼)

 今週の後半は風邪を引いてしまい、なかなか大変だった。アルコールを一滴も飲まなかった週なんて、しばらく記憶にないくらい珍しい。もう忘れかけてしまっているSMASH12&13の感想を書いておこう。

 今回のSMASHは、昼夜興業。つまり、昼にSMASH12が開催されて、夜にSMASH13が開催される。TNAのTVテーピングのようであり、単に外国人招聘選手のコストパフォーマンスを改善しているだけでもある。
 そして、夜のSMASH13が終わったあと、お客さん参加の打ち上げがあって、次の日は大阪で昼興行がある。選手は大変だ。おそらくスタッフはもっと大変だ。打ち上げ終わって深夜バスで移動だなんて、そうとうタフだよね。お風呂はどこで入り、化粧はどこで落とすんだろう。
 聞くところによると、知り合いの知り合いは、お客さんとして全てに参戦したそうな。すげーよマジで。

 で、いつもの観戦記という名の感想文。今回の見所は、なんといっても元WWEのDIVAでS.E.S(Straight Edge Society)だったセリーナの参戦。
 ※S.E.Sとは、ドラッグ・酒・たばこを一切禁じる、禁欲主義の集団。宗教的な意匠を施してある、なかなか斬新なチームだった。
 WWEでは、プロレスしているところをみたことがないから、どれくらいできるのか楽しみにしていた。いつもCMパンクのセコンドだったもんね。記憶に残っている技って、腹ばいになってる相手への蹴りくらい。ってか、そもそもセリーナは、観客からS.E.Sの儀式に参加して、そのまま出演し続けてたんだから、レスラーじゃないはずだ。DIVAではあっても。
 あと、忘れちゃいけいないのは、我らがスターバックが、マイケル・コバックへ借りを返すためのシングルマッチが組まれている。これは応援するしかない。

 開始10分前くらいに到着。ドリンク券をレモンハイに引き換えて着席。初めての東側だった。スクリーンは見にくいけど、リングは見やすい。SUNAHOの「あと3分で開始します」ってアナウンスは親切で良いね。客席は8割くらい埋まっていた。


■第一試合 AKIRA vs D-レイ 3000

 ワールドトライアウトマッチ。D-レイは、アフロっぽいヘアーにおでこが広く、皮のダウンベストみたいなのを着て登場。宣材写真も良くて、久々に、おもしろレスラーが来たかな、という期待感はあった。
 はじまって3分くらいで、たいしたことなさそうな空気が漂い始め、客席はなんとか盛り上げたいと思っていたはずだけど、特筆すべきムーブも飛び出さず、地味に終了。
 風貌がおもしろいだけの新人かと思いきや、本人のマイスペによると、11年のキャリアがあるらしい。あんまそんな感じしなかったなぁ……。


■第二試合 小路晃 vs 大森隆男

 小路はSMASH12、13、そして大阪大会を持ってプロレスから離れ、総合格闘技に戻るとのこと。こないだ鈴木みのるとの対戦で、鈴木が試合後にコメントしていた、総合と二足のわらじ云々……というのがハナから張ってあった伏線だったのだろうか?
 いや、そんなことはないか。ストレートに、小路がコメントをきっかけに自己を見つめ直したってことか。
 今回の試合も、一本足頭突きは重要視されず、繋ぎ技として使われたのみ。JCBに至る流れをなんだと考えているのだろう、小路は。
 特に噛み合うわけでもなく、ギクシャクするわけでもなく、感傷もなく、試合は終了。
 小路outの大森inであれば、SMASH全体としては、いい流れだと思う。30代後半の男性って、基本的に大森に肯定的なんだよね、なぜか。


■第三試合 リン・バイロン&児玉ユースケ vs 大原はじめ(FCF)&ジェシカ・ラブ(FCF)

 SMASH12では一番良かった試合。
 試合前は、きな臭いブログのエントリーで、「もしかして離脱?!」くらいに思ってたリンに注目していたけど、最終的に試合をもっていったのは、大原だった。
 試合展開としては、児玉のレッグラリアートで、大原が一瞬気を失っている隙に、リンと児玉がジェシカを二人がかりで攻撃し、蘇生した大原がブチ切れる、という流れ。
 ブチ切れた大原の攻撃が凄まじく、子どもが見たら泣いてしまうくらいの気迫だった。レスラーとしての格が一つ上がった感じ。昼興行特有の、観客が試合に集中しきれていないのも、この試合でグッと締まった。
 全試合終了後に児玉を見かけたら、首筋に痣ができていた。この試合でなったのかどうかはわからないけれど。


■第三試合終了後 トリプルテイルズ乱入

 さっきの試合でフォールを取られた児玉に怒って、リンが平手打ちをカマして先に帰り、リングに取り残された児玉。その状態で、無差別テロ予告をしていた華名、紫雷美央紫雷イオトリプルテイルズが乱入。
 とりあえず児玉をボコボコにして、マイクを持ってなんか言ってたら、TAJIRIが助けに来て、トリプルテイルズは退散、という流れ。観客は概ね静か。
 ポカーンとして静かだったというよりは、稚拙さが感じられてしまって、ノリきれなかったんだと思う。あとやっぱ、女性3人だから、あんまり説得力がないんだよね。TAJIRIと戦っても、勝てそうにないもん。マイケル・コバックあたりとチームを組めばよいのではなかろうか。
 僕は乱入大好きのアメプロっ子なので、トリプルテイルズSMASHにおける乱入文化の礎を築くくらいまで、めげずにがんばってほしい。アジテーションの技術は後からついてくるはず。


■第四試合 KUSHIDA va Mentallo

 若手とも中堅とも言えぬ、微妙な雰囲気の試合だった。クッシーはキャリアにしては、随分と上手い選手なんだと思うけど、それがどうも逆にはたらいている気がする。パラメーターが、10点満点で6点ばっかり、みたいな感じ。
 クッシーが今のままで、児玉がこの調子で成長すると、半年後くらいには児玉が勝ってもあんまり驚かないかもしれない。
 メンタロもそうなんだけど、プロレス好きがプロレスラーになってぶちあたる壁なのかな。ファミ通が、ファミ通で育った編集者ばかりになってつまんなくなったみたいな、そんなイメージ、とはちょっと違うか。
 日本人の、特にプロレスとか見てる人って、泥臭いストーリーだったり、努力が見えるのが好きだから、今のクッシーには厳しい状況かもね。


■第五試合 朱里 vs セリーナ

 休憩明けは、お待ちかねのセリーナ。入場は朱里が先。朱里の入場はだんだん良くなってきている。あと1年もしたら、入場だけで盛り上がる選手になるよ、きっと。
 セリーナは、CMパンク風の入場曲で登場。髪の毛があるから、やや違和感があった。それでも、雰囲気があるのが一目でわかる。
 試合内容はあまり記憶にない。朱里が勝てそうな場面は、一度もなかった。ハイキックが決め技というのを、早急に改善したほうがいいと思う。基本的に打撃技って、プロレスのカタルシスがないからね。TAJIRIのバズソーだったら、蹴る前の溜めがあるからいいんだけど。
 セリーナは組み合う前の構えが独特。なんかクネクネしてるんだ。


■第六試合 スターバック vs マイケル・コバック

 JCB大会でやられた恨みを、スターバックがどれだけ返せるかってとこに注目して見ていた。一方的にスターバックが攻撃して、最終的にコバックのセコい技でスリーカウント、みたいな展開かなと思っていたけど、ちゃんと一進一退の攻防になっていた。
 コバックはおっさんなんだけど、技はすべて現代的なものばかり。あまり緻密なプロレスをするタイプではない。セコいことしそうな風貌にもかかわらず、技はまっとう。キャラとレスリングスタイルは、そんなに合ってない。ってか、敵の本拠地に、仲間も連れてこずにたった一人で乗り込んでくるんだから、正々堂々としてるってことか。
 でも、最後はちゃんとセコく丸め込んで、コバックの勝ち。こういう勝ち方のできるレスラーは、いろんな意味で強いよね。
 どっちの良さも出た、なかなかの試合だったと思う。ただ、どっちつかずだった。スターバックがフラストレーションをためるわけでもなく、かといって発散できたわけでもなく。
 そう考えると、SMASH11でボロボロに負けた大原はいい仕事してたんだなー。


■第七試合 TAJIRI vs スペル・クレイジー

 FCF選手権試合。TAJIRIとクレイジーの抗争は、アメリカだと一つのブランドであり、それを超えなきゃいけない、とかなんとかTAJIRIのVTR煽りでのコメント。やたらとVで煽るときは、イマイチな内容で終わるというSMASHの過去事例通り、あまり盛り上がらずに終わった。
 クレイジーがハウスショーモードというか、ちょくちょく遊びを挟んでくるせいで、最後までタイトルマッチの緊張感が出なかったように思う。クレイジーなりのサービスというか、試合のスパイスなんだろうけど、うまく観客のニーズを掴みきれなかった。僕はもっとシリアスな闘いが観たかったな。


 ってことで、昼は終了。メイン以外のストーリーが、もっとがんがん動いていってほしい。対決の目新しさだけじゃ、1年目のSMASHを超えるのは、なかなか難しいんじゃなかろうか。
 その点では、大原&ジェシカのタッグや、リンと朱里の関係がどうなっていくのかなど、種は蒔かれ始めているので、きちんと追っかけたい。

マイクロソリューション クリスタルビュー1HGAG

 MacBookAir用のノングレアフィルムを買った。マイクロソリューション クリスタルビュー1HGAGってやつ。2940円。
 僕は多分、人より不器用だと思うけど、やっぱフィルムを貼るのって難しい。1時間ほどやっているが、埃がどうやってもゼロにならない。全然綺麗に貼れなくて、めちゃめちゃイライラしてきて、最終的に適当にびや!って貼ってそのまま。あしたか明後日か、気が向いたときにまたやろう。


 誰かうまい貼り方教えてください。


 ちなみに、購入者にはマイクロソリューション社で無償で貼付サービスをしてくれるそうだが、わざわざ送ってまでやってもらう人いないだろうなぁ……。歩いていける距離にマイクロソリューション社があればいいけど……。っていうか、綺麗に貼れなくて、非常にテンションが下がっている……。そもそもiPhoneだって上手く貼れなかったのに、11インチの画面なんて上手く貼れるわけないんだよな……。ちきしょう。
 ちなみに、今気泡が入りまくりのひどい状態だが、MacBookAirの使用には何ら問題がない。ところどころ入っている埃が気にならなくもないが……。こっから綺麗な状態にもっていくのは大変そうだ。

MacBookAir購入から2週間経った今の状況

 我が家にMacBookAir11インチがきてから、はや2週間が経った。もはや体の一部と言えるくらい馴染んでる、かといえばそうでもない。そこそこの距離感で、日々を営んでいる。
 理由はやはり、以前にも書いたが、Microsoft Officeのせいだ。このソフトがビジネス一般で使われている限り、Mac完全移行は難しい。もしも、Office書類のやりとりをしないで済む職業に就いている人がいたら、超幸運だと思ったほうがいい。それだけで、その職は大きなアドバンテージを得ている。
 いつか、Microsoftが完全な、とまではいかなくても、WindowsのOffice2003くらいのものを世に送り出してくれたら、とりあえずMacへの完全移行はできるかもしれない。
 でも、これを読んでいる2割くらいの人が思ったとおり、Microsoft Officeに代わる標準フォーマットができてくれる方が、望ましいけどね。




<ここ1週間で追加したアプリ>
Google Notifiers……有名な常駐系アプリ。Googleカレンダーや、Gmailについてのあれこれを、自動で通知してくれる。ま、Gmailに緊急の要件がくることはまずないから、なくてもいいけどね。
 で、こっからGrowlにまとめて使っている。今のところ、Echofonのmention通知も来る設定。これも別に無くたって何ら問題ない。


・Thousand……2ちゃんねる専用ブラウザ。軽くて良い。iMacではマカエレなのだが、どっちでも全然問題ないと思われる。


・mi……テキストエディタ。仕事で簡単なHTMLをいじるため。専門じゃないから、このアプリがとりわけ使いやすいのかどうかはわからない。別にこれでいいじゃん、って感じ。
 テキストエディタを探しているときに感じたのは、「テキスト」というと、こういうブログみたいな文章を書くときの用途を文系は思い浮かべるんだけど、ネット業界だとプログラム用途が第一義にくるってこと。プログラムエディタ、って呼び方じゃだめなのかな? それか、ブログみたいな文章を書く用途の方を、書類作成、って呼ぶべきか。
 何にせよ、呼び方を分けたほうがいいと思う。


 あとは、簡単な画像編集ソフトを入れようかと思っている。あんま使わないだろうけど。

スターダム旗揚げ戦 世�虎が良い

 全日本女子プロレスや、アルシオンで知られるロッシー小川氏の新団体、スターダムが旗揚げした。
 看板選手は、高橋奈苗や夏樹☆たいよう、そして泣く子も黙るゆずポンキックの愛川ゆず季。なんとなく、豪華な感じがする。
 その他に小学生がいたりして、アイスリボンの競合だとか言われているのだが、自分的には、あまりそんなイメージはない。多分、アイスリボンを、プロレス団体じゃない何かだと思っているのかもしれない。
 女子プロレスにそんなに興味があるわけではないので、旗揚げ戦と聞いてもさしてチェックしていなかった。
 しっかし、Sアリーナの煽り効果か、美闘(ビトウと読むよ)vs世4虎(ヨシコと読むよ。4はローマ数字。もしもあなたがプロレスについて書く機会がありそうならば、単語登録をおすすめする)はなかなか気になるカード。ちゃんと今日のSアリーナで取り上げられていたので、チェック。
 簡単に言うと、エース候補vs雑草。美闘はアスリートとしての経験とルックスを兼ね備えた、将来を期待される選手。世4虎はヤンキー上がりの太っちょで、まぁ、スターダムって名前の団体のエースにはどう転んでもなれなそうな感じ。世4虎がそんな美闘を意識して、というか嫉妬して、敵視してるという事前の煽り。ストレートで大変良いと思う。


 で、旗揚げ戦。
 なんと、このカードがメイン。高橋奈苗愛川ゆず季ではなく、世4虎がメインって、なかなか冒険するよなぁ。ってか、美闘に期待してるのか。
 どっちもプロレスデビュー戦で、事前のエースvs雑草というストレートな煽りは、ともすればかなりチープなデキになってしまいそうだったが、世4虎の入り込み方が素晴らしく、きっちりと成立していた。美闘に凛とした強さが備わって、世4虎がもっとダーティーな感じになったら、このカードはなかなかの黄金カードになると思うな。
 とりあえず、世4虎は矢野通にプロレスを習おう。ただ、負け癖はつけちゃいけないけどね。
 あと、愛川ゆず季は結構すごい。デビュー2戦目なのに、高橋奈苗の攻撃をくらっても、違和感がない。これが例えばアイスリボンの選手だったら、見てて結構キツいと思うんだな。体の厚みって、プロレスラーにとってすげー大事なんだよね、きっと。


 ってことで、スターダムはもしかしたら、1〜2年したら普通に人気が出るかもしれない。そんな予感がした。あとはフリーの女子選手をどう使うか。純血路線といっても、使うべき人は使っていくべき。

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Keynoteはプレゼンソフトであってプレゼン資料作成ソフトではない

 MacbookAirを使い出して、10日くらい経った。前にも書いたが、仕事のメイン機をMacBookAirに変更した一つの理由に、Apple純正のプレゼンソフト、Keynoteがある。


 ジョブスのプレゼンとかは、はっきり言って全然興味がない、というか動画で見たこともない。自分の業務(小さいイベント制作会社のプランナー)だと、いわゆる「プレゼン」をする機会なんてほとんどないのだ。立って動きまわってプレゼンなんて、今まで一度もない。
 でもそれは、クライアントと向き合う機会がないわけではなく、そこまで大仰なプレゼンをする機会がないってだけ。マンツーマンとか、2〜3人相手にプランを説明する機会なら、多々ある。ただ、そんな時に歩きまわって、プロジェクターにプレゼンソフトで作ったアニメーションをこれみよがしに映しだすなんて、場所もないし滑稽だから、昔ながらの方法かもしれないけど、作成したデータをプリントアウトすることになる。


 となると、Keynoteは実は活躍する機会がないのかもしれない。
 Keynoteは、これまで、毎日毎日使っていた(そして今も使っている)Power Pointとは根本的に異なるソフトだってことが分かった。


 分かりやすく言うと、
 Keynoteはプレゼンテーションソフト。
 Power Pointはプレゼンテーション資料作成ソフト。


 最終的に紙にアウトプットする人は、まず自分のプリンター環境を確認することをおすすめする。適当にA4のペライチデータを作って、テスト出力をしてみよう。多分、Power Pointoとの違いに、大いに驚くはず。
 僕の場合、Keynoteで資料を作り始め、だいたいできたところでプリントアウトを試みて、全然思ったようにできなかった。できなかったというか、今もできていない。
 Keynoteは、今作っているこのデータがどういうサイズなのかを指定すること、つまり、Power Pointでいうところのページ設定が、ピクセルサイズでしかできない。1024×768とか、1280×760とかそんな感じ。これが大きな問題。そのままA4で出力しても、紙全体には印刷されず、中央の上めに、微妙なサイズで印刷される。
 データを完成させて、いざプリントアウトってときにうまくいかないと、かなり凹む。ファミコンしてて、コントローラーを投げるタイプの人だったら、Macのキーボードを、ガン!ってやってしまうかもしれない。
 ピクセルサイズでしか指定できないのは、Keynoteがプリントアウトを前提に置いていないからだろう。そのまま映像出力して使用するのが、このソフトの掟なのだ。
 もしかしたら、プリンタドライバをうまいことすれば、スムーズにプリントアウトできるのかもしれないが、まだその方法は見つかっていない。このままだと、僕の仕事では、Keynoteは死蔵に近くなる。
(あと、これはまた別の話だけど、RICOHのドライバって、同じ機種でも、MacだとWINDOWSより設定できる項目が少ない。両面印刷とか、帳合とかの設定が出てこない。なぜ?)


 仕方が無いから、今回はKeynoteのデータをPower Pointに変換して、Power Pointのページ設定をA4にして保存。WINDOWSのPower Pointで開いて、帳合の設定をしてからプリントアウト。めんどくさー。
 2時間くらい格闘したけど解決しなかったから、この問題は、まだしばらく続きそうだ。