AKB48について

 昔取った杵柄、じゃないけど、モー娘。ヲタだった過去を持つ私、構造は違えど、適当な女性がたくさん集まってアイドルと称してだんだんと市民権を得てきてしまった団体は、やはり気になってしまう。
 それでも、テレビもラジオも見ないし聴かない。さすがにそこまでは熱意がない。

 ただ、今はあの頃(ハロプロ全盛期)とは違って、動画サイトがたくさんあり、アクセスも容易だ。
 AKBに対して”興味がない”、”(自分が)いい歳こいてジャリタレなんか見るかボケ”、”っつーかブスの集団の何がいいの?”、とか思っている人は、騙されたと思って(たいてい騙されるけど)、YoutubeのPVを3回見てほしい。別の曲じゃなくて、同じ曲のリピートを推奨。そして、見る前に、なんでもいいからパッと名前が出てくる人(たいていは、前田か大島か篠田かまゆゆ)をwikipediaと公式ブログかなんかで、3分くらいでいいからチェックしてほしい。多少の予備知識を持ってPVを3回見ると、開けてくる風景があることをあなたは知るだろう。


 3回見た? どの曲見た?
 あなたが男だったら、カチューシャかシュシュだよね。うんうん。でも、マジすかロクンロールもおすすめだよ。


 さぁ、AKBに対する見方が変わっただろうか? 多分、ちょっとでもサブカルチャーにかする男子だったら、分析したくて仕方がなくなっているだろう、何かに例えたくて仕方なくなっているだろう。
 そして、「あれ、48とか言っといて、10人くらいがAKBなんじゃん」、ということに気づくだろう。


 そう、AKB48と名乗っているが、実際はそんなに数はいない。
 メディア選抜が何人だ、という話ではない。AKBは顔(プロレスラーが「お前なんて顔じゃねーよ」というときの「顔」)がおよそ10人しかいないのだ。あとはとりあえず今のところはガヤと思っていればいい。


 それに気づくと、俄然面白くなってくる。
 アイドルグループの楽しみは、社会の縮図がそこにあり、誰と誰が仲良い仲悪いを楽しむことだ、といっても過言ではない。
 あなたが今までAKBに興味を持てなかった、いや、見て見ぬ振りをしていたのは、48という数にとらわれていたからだ。
 それさえ気づいてしまえば、あとはいかようにも楽しめるではないか。今までのアイドルグループと何ら変わることはない。


 んで、何が書きたかったかというと、大島優子の動きはあざとくて面白いということだ。俺はプロレスが得意ジャンルだから、どうにかして当てはめようと思っているのだけれど、どうにもうまくいかない。前田=中邑、大島=棚橋を基調に置いていけば成立すると思っていたら、違うってことには気づいた。少なくとも、その二人は逆だ。ってか、こーゆーのは飲み屋でする話かもしれない。

 気づけば、この写真の9人は名前がわかる(追加で峰岸とさしこと横山と秋元もわかる)。興味が持続していれば、この9人については、なにかしら文章を紡げるかもしれない。結構本気で、おもしろく感じているのだ。ゴールデンの番組を見てなくても、選挙に参加していなくても、Youtubeだけで全然おもしろいよ、この団体。


 何がそんなにおもしろいかは、また別の機会に。