2011トーキョーライフ

 フクシマも大変だけれど、トーキョーも大変だ。多分、守らなければならない何かを持っている人は、とりわけそう思っているはず。
 放射線のストレスってのは以下の通り。


・いつ食らってるかわからない
・どれだけ食らってるのかわからない
・その影響がいつでるかわからない
・その影響がどれだけでるかわからない
・俺にはあんまり影響でなさそうだけど、彼や彼女にはでるかもしれない
・っつーか、情報出なさすぎ

 
 雑感にすぎないけれど、今のトーキョーで(見た目的には)普通に経済活動が行われているのは、大多数の人が「普通に経済活動を行おう」と考えているからだと思う。つまり、根拠が無い。奇跡的にみんなの方向が同じなだけだ。構造的には、第二次太平洋戦争時代と変わらない。大本営発表に左右される状況。
 冷静に考えると、情報がでないのは、都合が悪いからだ。空気ダメ食べ物ダメだと、移住するしか選択肢はない。それは、仕事とか家族とか親戚とか友達とか土地とかローンとか関係ない。


 大本営からダメと言われるまで我慢する気は僕にはない。多分、あなたにも無い。っていうか、ダメを言われるころには大混乱だ。ただ、それは考えにくい。大混乱だけは避けたい人たちが、いつかだれかにどんな被害がでようとも、大混乱だけは避けるだろう。
 経済活動に追われて考えなくなりがちだけど、放射線を食らって得することは一つもないのだ。