SMASHシアターVol.1

 ノーTVのSMASHのハウスショーが見られるということで、SMASHのイベント「SMASHシアター Vol.1」に参加してきた。元気回復堂っていう居酒屋のコース料理と飲み放題付きで3000円。選手やスタッフのギャラは出ないような気がするが、スポンサー絡みのイベントなので、問題ないのかな。
 開始の10分前くらいについたら、席に朱里選手や大原選手がいた。ちょっとだけ朱里選手と話しをする機会があったのだけど、思えばプロレスラーと話をしたことって、生涯初めてかもしれない。あ、高校生の頃、みちのくプロレスを見に行って、売店でデルフィンとお金のやり取りをしたことがあるか。


 会場は、居酒屋の座敷。会場備え付けのPDPでDVD放映。音響はいわゆる簡易PA。マイクは1本のみ。安い4chミキサーと安いカラオケマイクでいいんだから、次回からマイクは出演者分は必須だよね(TAJIRI選手も、始まったときに1本しかないマイクを気にしていたし)。
 試合が始まると、プロレス大好きっ子達は黙る。学生の頃、友達数人と家で飲みながら、BGVとしてプロレスを流してたことがあるけれど、その時もマジでプロレス好きな人は、黙々とプロレスを見てしまう傾向がある。だからあんま飲み会って感じにならない。ここらへんは上映イベントの難しいところだと思う。
 あと、プロレスファンの価値観ってそれぞれだから、よっぽど親しい人とじゃないと、気軽にプロレスについて話せないんだよね。


 TAJIRI選手のコメントでハッとしたのは、スペル・クレイジーvsKUSHIDAの試合で、「クレイジーは意識の8割が観客を向いていて、KUSHIDAは2割くらいしか向いていない。だから、自然と観客からクレイジーに対するコールが起こる」みたいなことを言っていたところ。
 僕があまりクレイジーにノれないのは、ここらへんが理由なのかもしれないと思った。プロのレスラーとしては、観客を意識するのは当然だと思うのだが、クレイジーの場合は観客を意識していることが、あまりにも観客側に伝わりすぎていて、勝敗への興味をそいでしまうんだな。
 こないだのSMASHのvsTAJIRI戦でも、そんな感じで、試合に集中できなかった。少なくともタイトルマッチで、観客を意識したやりとりとか不要だと思う。
 クレイジーは勝ち負けで価値の上がり下がりがもはやほとんどないからこそ、確実に勝ちにいく姿勢を提示(いや、表現、かな)するべきなんじゃなかろーか。


 とかなんとか思いながら、スターバックはかっこよかったなぁ……。大森戦が終わったら、田中将斗とかとがっちりぶつかるような試合を見てみたい。
 あと、やっぱジェシカの試合は惹きつけられる。既存のオカマレスラーじゃない表現をしているからだろうか。