恋い焦がれて刮ぎ落とされて

 わりと仕事をしていた気がする、っていうか、本番だった。朝から1時間で仕込みをして、1時間でレクチャーとリハをして、本番。2時間くらい空き時間があって、2回戦目、というようなスケジュール。おもしろくない仕事だけど、楽しんでできたような気がする。仕事というのは、おもしろいもクソもなくて、仕事がちゃんと遂行されるかどうか、だけだと思う。
 終わってから、会社の先輩と後輩と打ち上げ。まだ初日だけど、今日が一番適した日だったのである。これから2日間、同じ内容の本番が続き、片付けておしまい。イベントは、とりあえず本番が無事に迎えられれば、それだけで半ばOKだったりするのである。
 会社の打ち上げだけど、地元で飲んでいたので、途中で家族が乱入。先輩と後輩は、本領発揮とはならず。ここらへんが、パーソナリティのでるところ。意外とみんな真面目だ。
 最近は、とにかく穏やかに生きたいな、と思うことが多い。もはや、イベントとかハプニングとか、ハレの場を求める心が薄くなってしまった。いかにケで、すなわち四天王全盛期の全日的なマンネリズムで生きていくか、というのが、目下の課題だったりする。他人と価値の共有できる「おもしろさ」って、僕にとってはバンドしか残されていないな。あとは、自分1人で完結。これってすなわちエコだよね。エコのことをエコロって書くのは、オールドスクールなスタイルでっす。