今再びの都市

 かなり暖かくなってきた。やっと安心してジャージで出かけられる。暖かくなったときに、張り切って薄着をして、寒さを感じるのが、もっともアホらしいと感じてしまうので、よほど安心できる気温でないと、ジャンパーやコートを手放さない生活。だから、わりと「季節感ないね」と言われがち。
 月曜の朝はだいたい総武線が遅れる。今日も30分くらいに駅に着いたのだが、電光掲示板は24分の電車がまだ来ていないことを示していた。ホームに上がったくらいで、その電車が来て、結果オーライ。直前の電車に、かなりの人が詰め込まれたらしく、比較的空いていた。これまた結果オーライ。ただ、これくらいで「今日の私、ラッキーかも」と嬉しがれるほど都会っ子ではないことが残念ではある。
 東浩紀北田暁大編「思想地図 Vol.1」を読了。最近創刊された、思想系の雑誌。思想系というか、思想の雑誌。1500円の価値は十分あった。思想雑誌にしては、かなり売れているらしいが、それはきっと表紙と紙質のせいが大きいと思う。通常の思想雑誌は、とにかく表紙がダサくて、紙がザラ半紙(正式には、更紙だっけ?)で、新規読者を阻んでいる。別に、だからといって、これまでの思想雑誌もデザインを変えてね、といっているわけではない。
 残念なことに、昨日は東浩紀氏の漢字を間違えていた(もう修正した)。単なる偶然だろうが、思想界で活躍する人の名前は、読みづらいことが多い。北田氏もそうだし、柄谷行人氏、三浦展氏(未だになんと読むか分からない名前)、等々。多い、と書いておきながら、たった二例しか出せない未熟さよ。