京王駅弁大会 いわて短角牛弁当

 ちょっくら仕事で用があったので、新宿へ。この時期といえば、京王百貨店の駅弁大会に行くしかない。
 ちなみにこの大会、「京王駅弁大会」ってなんとなく覚えていたけれど、正式名称は「元祖全国有名駅弁と全国うまいもの大会」なんだって。
 用事を終えて京王百貨店に入ったのは、午後3時を回ったくらい。会場はたくさんの人。階段の下にまで並んでいる人がいる。
 客層は、ほとんどが中年〜老人。若者はほとんどいないと思った。まぁ、物産展ってそうだよね。
 聞くところによると、土日や昼時は、こんなもんじゃきかないらしい。阿鼻叫喚の状態だという。熱気が熱気を呼ぶってやつで、良いことだと思う。B-1とかもそうだけど、単品じゃ別になんとも思わないものが、集まるとパワーを生む。あとは浸透度か。ここらへん、イベントプランナーとしては熱気を作り出すしくみが気になるところ(ほとんど思ってないこと書いた)。


 とりあえず会場内を一周。良い時間帯に入ったらしく、全体として混んではいるものの、並んでいるブースはほとんどなかった。有名弁当の中でも有名な、「牛肉どまんなか」とかも全然並んでいない。
 twitterの#keioekibenを追っていて気になっていたのは、「大えびふらい弁当」と「いわて短角牛弁当」の2つ。どちらも並んでいない。3秒くらい逡巡して、2010年のアンケートで人気ナンバーワンに輝いたという「いわて短角牛弁当」をゲット。


■公式サイトより


 屋上に上がると、ヤング100Vメンバーと遭遇。そういや、何を買ったか聞くのを忘れた。
 日当たりの良い席は埋まっていたので、風の吹きすさぶ中、ほのかに温かい短角牛を食す。非常にうまい。数ある有名駅弁の中から、これを選んで良かったと思わせるデキ。1250円取るだけはあるね。牛肉とキンピラの割合がほどよいし、ご飯の量も適切。酸っぱすぎない梅干も、牛の脂をリセットしてくれる。
 ただ、梅干と牛肉とご飯を一緒に食べると、梅干が勝ってしまうくらい梅干が強い(ま、だいたいの梅干は強い)。なんかもったいない気がするので、梅干を食べるときは、牛は食べないようにした。超セコいけど、牛ってありがたみあるからさ。
 ホントは去年食べた鯨カツ弁当をもう一度食べたかったんだけど、なかった。あとで調べてみたら、後半戦にて出陣してくるらしい。リピートを前提としたこのシステムもなかなかすごいなぁ。
 あと1回行けたら、えびふらいか、鯨カツを食べよう。1000円くらいはするものだから、魚系や幕の内系よりも、肉系を選んでしまう。
 

 とりあえず何も考えず、新宿界隈に勤めている人は行ってみよう。なぜそんなに人気があるか、行けばわかる。そして、行ったら絶対買ってしまう。イベントタイトルでわかるとおり、ただの駅弁が集まっているわけではない。”有名”駅弁が集まっているんだ。
 愛好家もたくさんいるので、ググッてみると、その楽しさがわかると思う。例えば、こことか、こことか。
 twitterハッシュタグも追っていると、昼時には行きたくなること間違いなし。